僕はなぜ彼を愛しているのか解らない。
彼を見つめる。
身体が熱くなる。
この火照りはなんなの、これが恋というものなの、愛というものなの。
もう好きで好きでたまらないの。
そうしているうちに少しだけ、身体の具合がおかしくなってきた。
おかしい、おかしい、おかしいわぁ。
あれっなんだろう。
オカマちゃんみたいな喋り方。
心の中もオカマちゃん。
いやん、あれれ。
でも待てよ。
これってオカマちゃんじゃ無くて、完全に女子になってきてるよ。
恋心ってすごい。
私、完全に女の子ちゃんになっちゃった。
「うふふっ」
「ママぁ知ってる、クマノミってさぁ最初はみんなオスなんだって。
一番大きい奴がメスに変わるんだって。
スゲェーな。
ママも昔、オトコだったのかな。
デカいし。」
ほな!
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