『ヒト』

ヒト、

それは残酷な生き物。

正しいことが平気で踏みにじられながら生きている。

ヒト、

それは醜い生き物。

自分のために他人を蹴落としながら生きている。

ヒト、

それは悲しい生き物。

いじめ、犯罪、戦争が平然と行わる日常で生きている。

ヒトは愚かだ。ヒトは強欲だ。

幾たびも歴史を繰り返し、反省しても反省しても、また同じ過ちを繰り返す。

だが、それ以上に面白い。

ヒト、

それは滑稽な生き物。

過ちを繰り返しても、何度も立ち上がり前に進もうと生きている。

ヒト、

それは美しい生き物。

どれだけの理不尽に合いながらも、希望を捨てずに生きている。

ヒト、

それは楽しい生き物。

どれだけ世界が汚くても、笑いながら生きている。

残酷でもあり、滑稽でもある。

醜くもあり、美しくもある。

悲しくもあり、楽しくもある。

それがヒト。

今までこれほどまでに多彩な面を持っている生き物がいただろうか。

否、いなかった。

その生態は愚かでもあるが面白くもある。

ヒトよ、

その生き方をこの先も見続けよう。

楽しませてくれることを願っている。

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