『メモリーカード』

加齢とともに記憶が薄らぎ必要な時に必要な記憶を思い出せない事が度々あり、これを何とか解決したく、遂に米粒程の超ミニミニメモリーカードを開発した。
基盤をICチップの如きに指先に埋め込み、忘れた時には潜在記憶を即刻呼び出す事ができ、具体的名称や名前も滞ることなく蘇り会話も好調に進んだ。
最初は36GBメモリーで十分であったが、忘れることが増えすぎ今や1000GBを超えてしまった。
その内1000TBメモリが必要になりそうだと思った時、ハット思った。
メモリーに頼りすぎる為、覚えようとする努力も怠り、増々脳が退化することが分かり、即刻止めた。
それ以後急激な記憶退化も留まり、年相応な生き方をしている。

こんなのがあれば便利です。脳が退化してもいいので誰か開発してほしい。

かがりいずみさん、コメント有難うございます。私も最初はそう思ったのですが。