歩く、歩いた先に道は途絶えた。
途絶えたと思ったら、横道があった。
横道はなんだか怖い世界の入口のような気がする。
後ろを振り返る。
砂時計の砂のように崩れて無くなっている。
立ち尽くし砂諸共消え失せるか、怖い横道に歩みを進めるか。
間違い無く私は歩みを選ぶであろう。
然し乍ら、もう少しジタバタしたくなった。
何か新しい考えが浮かぶかと、何か新しい行く手が出てくるかと、なかなかそんなモノは無い。
無情にも後ろの世界はドンドンと私を追いかけてくる。
止まろうと、戻ろうと、進もうと、自由に選べる筈なのに、不自由に感じる。
ほな!
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