どうやったら君みたいに綺麗に転がれるんだい。
さぁ、どうしてなんだろう。
最初から丸かったしなぁ。
そうか、良いよなぁ君は最初から丸くて。
どうだろう、でも良いじゃないか君だってそのカクカクした所が素敵だよ。
でもこれじゃ、転がれないんだよ君みたいに。
なぜそこにこだわるんだよ。
別に転がれなくっても良いじゃないか。
いや、転がりたいんだよ。
しかも綺麗に。
わからんなぁ、僕には。
僕は君の方が随分と羨ましいよ。
嘘だ。
そんな筈はない、みんな君のとりこさ。
僕の方こそ羨ましいよ。
そんな囁きが建物の間の隙間から聞こえる。
暗くて何も見えないが。
ほな!
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