「誰だ、君は」
「僕ですか、僕は陽気な宇宙人のパピーです」
「嘘をつけ、どう見たって、ただの酔っ払ったサラリーマンでは無いか」
「僕は陽気な宇宙人だから、酔っ払ったサラリーマンに変身しているだけさ」
「なら分かった。
元の姿に戻ってみろよ」
「あん?」
「あん、ってなんだよ。
元の姿に戻ってみろよ。
って言ってんだよ」
「あん?」
「むかつくやっちゃな。全然、陽気な宇宙人のパピーなんかじゃない。
不愉快だ」
「僕は陽気な宇宙人のパピーなんだから、それでいいじゃないか」
「だから、元々がそのサラリーマンなんだろ?」
「あん?」
「あん、はやめろ。もういいから、早くうちの家から出てけ。
知らない奴がいると、気持ちが悪いんだよ」
「あん?」
「こいつマジでムカついた。
いいな待っとけよ、今から警察に電話するからな。
そしたら直ぐに警察が駆けつけて、お前を捕まえてくれる。
分かったな」
「あん?」
「もしもし、警察ですか?あの変な酔ったサラリーマンが、うちの家にいて出てかないんですよ。なんとかして下さい」
「あん?」
「なんでお前まで、あん、なんだよ」
ほな!
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