『「きびだんご」No.64』

桃太郎は歩いているとキジが寄ってきて、桃太郎の口に無理矢理きびだんごをねじ込んだ。

桃太郎は愕然とした。

仕方なしに桃太郎はキジに着いて行く事になった。

キジの後ろを歩いているとサルが近寄ってきて、桃太郎の口に無理矢理また、きびだんごをねじ込んだ。

桃太郎は愕然とした。

キジとサルは同じ方向に進んで行くので、諦めて着いて行った。

すると今度はイヌが近寄ってきて、桃太郎の口に無理矢理またまた、きびだんごをねじ込んだ。

桃太郎はある事に気付いた。

一人で鬼ヶ島に行って帰ってきたからだ。

キジもサルもイヌもずっと待ってたらしい。

その後、村ではちょいちょいキジかサルかイヌのパシリをさせられているのを見かける。

       ほな!

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