『好き故に』

 私の彼氏は完璧だ。私が取り返しのつかないような失敗をしても、文句の一つ付けずに慰めてくれる優しい人。
 そんな彼にも口が悪い時がある。それはゲームをしている時だ。
「はぁ?なんだこのゲーム。クソゲーかよ!」
「そんなに文句言うんならやめたらいいじゃん。」
私は呆れながら反応する。この会話が日常的になっている。すると今日は彼が珍しく会話を続けようと応えた。
「わかってねぇなぁ、文句をつけるくらい好きってことだよ。文句の一つも出てこなかったらそんなの好きじゃないね。」

ありがとうございます! SENSEさんの文章の世界観も自分はすごい好きなので学ばさせていただきます!

おお! 好きな世界観です。うまい展開ですね。