『メタルとテクノ』

　私、今は探偵ですが、その昔音楽をやっていて芸能界に認められそうになったことがあるんです。今回はその思い出話をしようと思います。
　私は昭和49年生まれで、一浪して東洋大学に入学して四年で卒業しました。在学中に変な女の人と知り合ったのですが、それは音楽を通じてのことでした。私は当時アメリカのHMに傾倒していて、長髪でへッバンガンガンのお兄さんでした。その人は４つ年上のお姉さんでした。学校の側の喫茶店にお姉さんは勤めていて、私の風態を見てデモテープをよこせと行って来ました。そんな物はない旨伝えると少し残念そうにして諦めたみたいでした。私も言われたのは初めてだったのですが、デモテープもない自分に不甲斐のなさを感じました。
　そんな事がありまして、その後私は英語を身につけにアメリカはL.A.に語学留学をしました。その間もデモテープの事は頭から離れず悶々としていました。はっきり言ってデモテープはその後作りました。そんな折、その変な女性から電話がありデモテープをよこせと言われたので、青森のその女性のお宅に送付しました。
　その後、アメリカでウダウダしていてもしょうがないので帰国したところ、その女性からデモテープをAvex trucksに送ったら合格したのでプロデビューしろと言われました。私はすかさず断りました！あそこは小室ナンチャラもそうですが皆んなゲイですから！それにやった事の無いテクノ系ですから！それからと言うもの、いつもお尻をねらをれているのではないかというパラノイドに苛んでいます。はっきり言ってH.I.V.うつして来ますから〜！！！
　今はこうしていますが、エイズで死ぬよりマシだと思っています・・・。

以上