『野晒』

饐えた臭

砕けた骨

爛れた肉

消えた魂

千の尸が血汐の如く地に這う

我が軀は鎮む

誰も悼まず

誰も知らず

ただ野と共に消えていく

救われる者は誰も無し

野に晒された

唯の尸也

この短編小説にはまだコメントがありません。
ぜひ一番最初のコメントを残しましょう。