『来客』

ん、なんだあれは?

大きな何かが近づいてくる。私は急いで村の人々を呼んだ

海岸に皆が集まってくる頃には、その大きな何かはすぐ目の前にあった。

よく見るとヘンテコな格好をした生き物が乗っている。ならあれは船か。それにしても大きい

中から何かが降りてくる。白い肌に金色の髪、奇抜な以上に身を包んだ彼らは涙を流して雄叫びをあげる

何を話しているのか分からない。我々とは似ても似つかない。とても遠い場所から来た者なのか

「●▽■◯☆▲▽」

ダメだ。やはり何を言っているのか分からない

「▼□◇??」

何かを問いかけているのか?

村長の身に付けている金のネックレスを指差している

「これがどうかしたのか?」

村長はそういって手渡すと、彼らは喜んでそれを懐にしまう

「待て、あげたわけではないのだ…」

村長は取り替えそうとする

すると

「■◯▼●◇▼!!!」

彼らは何か筒のようなものを村長に向けた。その瞬間である

ドォーーン!!!

大きな音が鳴り響き、村長は血を流して倒れた

1492年、アメリカ大陸でのことである

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