『星空は君と遠く』

小高い丘の上、幼なじみと二人で星空を見上げる。
「ほら、あそこにあるのがオリオン座だよ」
彼女は嬉嬉として星のことを喋り始めた。
僕は適度に相槌を打ちながら、隣にいる彼女の顔を盗み見る。
嬉しそうに星のことを話す君は、星と同じくらい輝いてとても綺麗だった。
「留学から帰ってきたら、また一緒に星を見れるかな」
ふと思いが口から零れる。
君は一瞬キョトンとしたがすぐに笑った。
「当たり前じゃん、約束ね」
そう言う君の笑顔がいつもより少し遠くに感じた。
寂しい気持ちを抑え、君と指切りをする。
君と共に、もう一度見上げた星空は、少し滲んでいた。

最後でとてもバックストーリーへの妄想が 膨らみます!続き待ってます^^