『空に輝く六等星』

こうしてギターを持って歌っていると、時々何も分からなくなる。
歌う為に生きているのか、生きる為に歌っているのか、音がお金に変わる度どんどん分からなくなるんだ。
あなたをの真似をして歌を描くけど、やっぱりあなたの描く歌でないと私には響かない。
「空回りしてばっかだな」
そう呟き空を見上げると、いつかあなたと見たオリオン座見えた。
嬉しさと懐かしさが胸に広がる。
私は再びギターを持つと、歌を歌う。
空に浮かぶは六等星。
あなたは今何を思っているのだろう。

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