『日々挑戦して敗れて笑って泣いて』

 今日はどうしようって思った。インターネットのとあるコンテストに応募していたのだが、最終選考まで行っていたのにダメだった。悲しさや悔しさよりも、ただ、ああ、やっぱりか、という感覚だった。
 頑張ったのになぁ。
 俺は応援してくれた仲間に一応の報告をする。
「そっか、次があるよ!」
 といった言葉が返ってくる。
 そうだよな、でもちょっと悲しさや悔しさが押し寄せる。
 俺は部屋でじんわりと涙をためる。
 頑張ったのになぁ。
 布団で横になって、次を考えてみる。
 すると、笑いがこみ上がってくる。
 また、頑張ろう。
 次はもっといいのを書いてやろうって。
 俺はまだやれる。
 これからだ。

この短編小説にはまだコメントがありません。
ぜひ一番最初のコメントを残しましょう。