『「◯◯◯」No.45』

「触っても良いですか?」

「優しくお願いします」

「ありがとうございます」

「いえいえどういたしまして」

「あーこれは気持ちいいですね」

「そうでしょう気持ちいいのですよ」

「もう少し別の場所も触っても良いですか」

「もちろんいいですよ」

「うわぁ、こりゃたまらん。なんて気持ちいいんだ」

「ありがとうございます。そう言ってもらえて、こちらとしても嬉しいです」

「いえいえ何をおっしゃいますやら、こんな気持ちいいのはなかなか無いですよ」

「気持ちいいですよね、本当に気持ちいいです」

「この◯◯◯は最高です」

「そうでしょう、そうでしょう。この◯◯◯は最高です」

「あああ、もうこれを知ったら他の◯◯◯は触れないよ」

「そうでしょう、そうでしょう。この◯◯◯は最高です」

「もう◯◯◯になりたいくらいだ」

「そうでしょう、そうでしょう。皆様がそうおっしゃいます」

「ありがとう、本当にありがとう。また来るよ」

「はい、いつでもお待ちしています」

           ほな!

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