「あの、やめてもらえませんか。
そういうことされると、こまるんですよ。
あの、ほんとうにやめてもらえませんか。
あなたのこときらいじゃないけど、そういうふうにはすきにはなれないわ。
あの、わたしのはなしきいていらっしゃいますか。
とにかく、いまはただちにそういうことは、おやめになってください。
あの、そうしつこくなんどもなんどもそのようなことされると、つかれはててしまいます。
あの、ゆるしてください。
とにかくおねがいします」
何度も何度も亀をひっくり返して、亀は首を伸ばし元に戻る。
でも何度もやるものだからこちらを恨めしそうに見つめながら元に戻る。
まるで、ものを言っているように。
ほな!
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