SF

  • 神様五十嵐 楓
    バベルの塔にしてもイカロスの翼にしても例外なく 古代から神に近づき過ぎた人間は然るべき報いを受けてきた そして今、人類はそのような失われた文明を遥かに越えた境地に到達している ... 続きを読む
  • 雪山五十嵐 楓
    スキー旅行で仲間とはぐれ、遭難して2日経つ どうにか下山しようと思っても余計山奥に入り込んでいる感覚が終わらない 次第に心が折れてくる 「俺もここまでか…」 まともに動く... 続きを読む
  • 私は今必死に締め切りに追われながら原稿を描いている。 雑多なストーリーの流れをネームと言われる下書きで作り、いくつもに砕かれた匣の中に人や物の形をした何かを書き込んでいく。それが出来たらその下... 続きを読む
  • ある国の、某博士はとある薬を開発した。 それは、現代社会における過度な残業をなくすというものだった。 「そんなこと可能なのでしょうか?」 博士の開いた会見に詰め寄った記者が、最もな質問... 続きを読む
  • 海中鉄道kasumi
     がたん,ごとん,と規則正しく揺れる音. 車窓から見える景色は真っ暗な闇の中の,ぽつりぽつりとした謎の光だけだった. 「海鉄は初めて?」 首だけ向けて外をじっとみる姿が珍しかったのか,... 続きを読む